レイちゃんママです。
今日は大事なお話があります。
実はわたし・・・人と話すのが超苦手でした!
もう無理、限界!
子供の頃から人と話すのが苦手で、1人で本を読むことが多かったレイちゃん。
ネクタイ時代は監査法人の会計士補をしていました。
なんで会計士を目指したかというと、
帳簿とにらめっこしてればいいので
あまり人と話さなくて済むと考えていたのです。
会計士というとなんだかカッコいいイメージがありますが、
実際は地味〜でコツコツした作業の連続です。
お客さんである監査対象の会社からは
「会計士が来た!」と親の敵のように見られ、
マジメに仕事をして間違いを見つけるたびに恨まれました。
間違いがないなら無いで「ちゃんと見たのか!」と上司に怒られました(涙)
そう、誰からも感謝されない報われない仕事だったのです。。。
(ちょっとオーバーに書いてます(^_^;)
そんなこんなで激務に心身ともに疲れはて
病床で自分を見つめ直した結果、
アナ雪のエルサのように「ありのままに生きる」決意をしました。
そう、ネクタイを外してスカートをはいて生きることにしたんです。
始めてみると奥が深いオミズの世界
今でこそ「オトコに生まれたけど心がオンナ」の人は
普通の会社にもたくさんいますが、
まだまだ偏見の厳しい時代でしたので
女性として雇ってくれる会計事務所はありませんでした。
なので、会計士補になる前にやっていた飲食サービス業のなかで、
ありのままに働けるオミズ業界を選びました。
人と話すのは苦手でもカラオケは昔から好きでしたし、
学生時代は飲食店でバイトしていたのでお酒も作れるし
接客もこなせる!
と軽い気持ちで考えていました。
ところが、いざ銀座や浅草のオネェのお店で
何軒か修業させてもらうと
「飲み屋さん」で働いたことが無かった
わたしは衝撃を受けたのです。
そうです、お客さんはお酒が飲みたいだけで来ているわけではないのです。
お店の人との「楽しい時間」を求めていらっしゃっていました。
さぁ大変です(^_^;)
まともに人の話を聞かず、自分のことだけ喋っていてはダメでした。
(え?いまでもそうだって?ごめんなさい(笑)
幸いにも最後に勤めたフィリピンニューハーフパブで、
底抜けに明るいニューハーフさんたちから多くのことを学びました。
最初は慣れないハイヒールでガニ股でドタドタ歩いていたわたしも、
段々と優雅な身のこなしや接客が板についてきたのです。
そして、あの東日本大震災がきっかけでそのお店は閉店してしまいました。
みんなフィリピンに帰ってしまいました。
いよいよ自分でお店を出すときが来たのです。
2011年9月15日に「浅草ロゼ」をオープンしました。
ナンバーワンより特別なオンリーワンをめざして
自分でお店をやるからには、
他のお店とは一味違うぞ!というところを見せないといけません。
(このへんの発想はまだまだオトコですね(^_^;)
・氷は製氷機の四角い氷ではなく、菊池氷業さんが丁寧に手割りしたカチ割り氷を使用
・仕入が高騰している国産ウイスキーは利益度外視でリーズナブルにご提供
・不定期でスナックではありえないレアワインをみんなで楽しむワイン会を開催
・大人女子が安心して一人飲み出来るよう、単独男性は会員制・紹介制
・カラオケは本人映像・ライブ映像が豊富なライブダムスタジアムステージ
・しかも、7席なのにマイク4本同時使用OK
そしてなにより、お客さんに気持ちよく歌ってほしいので、
・カラオケに合わせてフルート生演奏で盛り上げるため、つねに新曲を練習しています。
お客さまはレイちゃんの宝物
同業者の先輩ママさんたちからは
「そんなにこだわるなんて、経費ばっかりかかるじゃない。バカじゃないの?」
とよく言われます。
でもいいんです。
「ロゼは落ち着くね〜」 「ママありがとう、楽しかったよ!」
と言ってもらえるのが、 レイちゃんにとっては最高の宝物なんです。
そんなアナタに支えられて当店は
2023年9月15日(金)で12周年となりました。
心から感謝申し上げます。 ありがとうございます!
これからも、 「スナック女子が飲めて歌える憩いの場」として
雰囲気の良い楽しいお店づくりをがんばっていきます!
当日が狙い目
毎年、「当日は混雑すると思うので日をずらしていくね」
と言ってもらえて嬉しいのですが、15日に満席になったことはありませんw
今年もご予約は2名様のみとなっております。