LGBTについて最低限知っておきたいこと


みなさんはLGBTって言葉を聞いたことがありますか?
今回は、いまさら聞けないLGBTの豆知識をお伝えしますね。

【追記】専門家のご指摘を受け、一部加筆訂正いたしました。


LGBTとは

LGBTとは、
・Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)
・Gay(ゲイ、男性同性愛者)
・Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)
のSexual Minority(セクシャルマイノリティ、性的少数者)と
・Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)
の頭文字をとった単語です。

LGBTと、ひとくくりにされているため
なにかと誤解されやすいトランスジェンダー。

もう少し詳しく説明させてください。


3つの性・性はグラデーション

1:カラダの性別(Sex)

生まれたときの身体的性別です。
(ごくまれに、半陰陽やクラインフェルター症候群など
男女の枠に当てはまらない人もいます)

2:ココロの性別(Gender Identity)

通常はカラダの性別と一致していますよね。
わたしのように一致しない場合もあります。
(あとで詳しく解説します)

3:好きになる性別(Sexual Orientation、性的指向)

多くの人は、カラダの性別と違う性別の人を好きになりますよね。
一方で、カラダの性別と同じ性別の人を好きになるのが同性愛者です。

この3つの性はそれぞれ別の次元の話です。
ざっくり2☓2☓3=12パターンあることになります。


(出典:OUT JAPANさま http://www.outjapan.co.jp/lgbt_friendly/

ですから、わたしのように
1:男性 2:女性 3:両方 な人もいるわけです。

いわゆるストレートの男性も、
1:男性 2:男性 3:女性
という
12パターンのうちの1つにしかすぎないのです。


トランスジェンダー=性同一性障害は間違い!

「トランスジェンダー」

ラテン語で「乗り越える」や「逆側に行く」を意味する
「Transトランス」と、
英語で「性」を意味する「Genderジェンダー」の合成語です。
医学用語ではないので、明確な定義はありません。

「性同一性障害」

GID(Gender Identity Disorder)の日本語訳で
精神医学用語です。
日本では「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律 第二条」で、
カラダの性別とココロの性別が一致しない状態に強く違和感を持ち、
カラダの性別を変えることでココロの性別に一致させようと望む人で、
二人以上の精神科医にGIDと診断された人が
「性同一性障害者」とされています。

男性(女性)であることを隠して、
普通に女性(男性)として働く人も多いです。

性別適合手術(いわゆる性転換手術)を行った後は、
性同一性障害特例法により戸籍の性別を変更することが可能です。

性別変更したら同性は異性になるので、
結婚して幸せな家庭を築いている人もいます。
逆に既に結婚している人は同性婚になってしまうので
戸籍の性別変更が認められません。

なお、「障害者」となってはいますが、
日本精神神経学会は「性同一性障害は精神病者ではない」
と言っています。

「トランスジェンダー」と「性同一性障害・性別違和」の違い

「性同一性障害」が精神医学用語であるのに対して、
「トランスジェンダー」は精神疾患扱いに違和感を持つ人たちから
生まれた言葉ですので、
根本的に異なる概念です。

トランスジェンダーも、カラダの性別とココロの性別が
一致しない状態は性同一性障害と同じですが、
わたしのように外科的手術までは望まない人も含まれます。

普段はストレートの人と同じように生活しつつ
プライベートでのみ異性装をすることで
性別の違和感を緩和している人も
トランスジェンダーに含まれるとする説もあります。


似たようで全然違う!業界用語

「ニューハーフ」

もともと女装して接客する男性の職業名でした。
近年は接客業・芸能界に限らず、
外見的・社会的・身体的・内面的に女性として生きたい人を指す総称と
なりつつあります。
(ニューハーフIT社長なんて人もいます)

「ドラァグクイーン」

ドレスやハイヒールなどの派手な衣裳を身にまとい、
厚化粧に大仰な態度をしたりする
ショーパブなどで女装をした人達の総称で、
現在ではパフォーマーとして広く知られています。

「女装家」

マツコ・デラックスさんやミッツ・マングローブさんは
いまでこそナチュラルな服装やメイクをしていますが、
もともとはドラァグクィーンでした。
ただ「ドラァグクイーン」はTV的にわかりにくいという指摘から
「だったら女装家でいいわよ!」(ミッツさん)
ということで定着してしまいました。

「男の娘(オトコノコ)」

性別違和の有無に関係なく
コスプレ感覚で女装を楽しむ若い男性のことを指します。

「オカマ」

肛門の隠語です。
クルマの追突事故で「オカマ掘られちゃったよ」などと言いますよね。
転じて、肛門性交を生業とする男娼のことを差別的に呼ぶ言葉です。
それが、
「オカマの東◯健です」
「わたしたちオカマでーす(お◯ぎと◯ーコ)」
などと一部の人達がメディアで連呼したため、
男性同性愛者に限らず女性的な男性は
みんなオカマと呼ばれるように
なってしまいました。

「オネエ」

クリス松村さんのように男性の外見で女性的な仕草・言葉を使う人です。
「オカマ」が差別的との批判を受けたTV業界が、
ゲイもオネェも女装家もニューハーフもひっくるめて
「オネェMANS」とひとくくりにしてしまいました。


おまけ:当事者の方に面と向かって言ってはいけない言葉

☓「ホモ」→◯「ゲイ」
☓「レズ」→◯「ビアン」「レズビアン」
☓「バイってことは見境ないんでしょ」
→好きになる相手に性別は関係ないというだけで、
性に奔放であることとは別の次元です。
☓「オカマ」→◯「オネェさん」「オカマちゃん」
☓「あなた、ひょっとして元男性(元女性)?」
→性同一性障害の人は戸籍の性別で扱われるのを本気で嫌がる人が多いので、
自分から言わない限りそっとしておいてあげてください。
☓「え、ゲイなの?俺のこと狙わないでね(笑)」
→こっちこそお前なんかに触られたくもないわ(笑)




これは、LGBTのパレードでバーガーキングが限定発売した
PROUD WHOPPERです。
実は中身は普通のワッパーと全く同じ。
そして、包装紙の内側には
「私たちは(外見は違うけれど)中身はみんな同じ(人間です)」
と書かれていました。
なんだか泣けてくるお話ですね。


LGBTと言っても、人は人です。
見た目で明らかにわかっちゃうTの人もいますが、
LGBは言われなければまったくわかりません。

差別されるいわれもなければ、
特別扱いする必要もありません。

ダイバーシティ(多様性)を理解して
LGBTであることをカミングアウト(告白)されたとしても
普通に接してくださいね。

以上、LGBT豆知識でした!


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